Av(アンチヴァーテックス)
ホロスコープの東側にあるポイントです。
大体の日本生まれの方は11~2ハウスにあります。
本人の意思とは関係なしに周りから要求されること。
「求められる役割」
自分が好きか嫌いかどうかという点は考慮されません。
AvーVtを意識するのならば能力を伸ばす努力をし、求められる人になるということではないでしょうか。
Vt (ヴァーテックス)
ホロスコープの西側にあるポイントです。
Avを実践する環境、場所
大体の日本生まれの方は5~8ハウスにあります。
特定の天体と重なっている人はやるべきことをはっきりと決めて生まれてきた可能性があります。
アンチバーテックス・バーテックスとコンジャンクションする天体
このポイントが太陽を始めとする天体と重なっていたら「使命」のように役割に徹することがあります。
月ならば飾らない素顔のあなた自身が必要とされる。特に母親、女性、子供から頼りにされることが多いのではないでしょうか。
水星ならば知識、情報、技術、学び、習得したものです。水星はありのままでは活用できません。
繰り返し、磨くことで自分のものになります。求められるまで磨き続けることをおすすめします。
金星ならば感性、美容やファッション、社交。
太陽ならば社会活動。お仕事の方向性が決まっているケースも多いです。(下記に太陽と重なっている方のチャートを載せています)
火星ならばスポーツ、ゲーム、ビジネスなどで競い、目的達成を目指すことで必要とされます。戦力になる人。
木星ならば大組織、出版、裁判、宗教、サポートなど木星のキーワードに関連することかもしれません。木星の年齢域で役割を与えられることがありそうです。
土星ならばやりたがらないハードなお仕事に従事している方が多いかもしれません。ご自身も「キツイ」と感じる瞬間が過去にあったのではないでしょうか。ハードな時期を乗り越えて、それでも「必要とされるからやる」というイメージです。
天王星ならば占星術、デジタル技術、IT関係など天王星に関係するお仕事や起業など独立することで期待されること、求められる活動があるかもしれません。
海王星ならば占い、スピリチュアル、福祉、ボランティア、芸能、アート、音楽、創作関係。自分の好き・嫌いだけで判断しないことがポイントです。
冥王星ならば権力者、影響力のある人がきっかけになることもあるかもしれません。芸術家などは生きている間は評価されず、死後にその人の作品が評価されることもありますよね。自分が居なくなっても求められるものを残している人は死後もしばらくその影響が残るかもしれません。
重なっていないという方はトランジット等である時期になると求められる、お願いされるというかたちで表れることがあります。
Vtを「伸ばすべき才能」として考えることも出来るので、自分の持っている能力が周囲に知れ渡り、「これ、お願いしてもいいかな?」と求められるようなイメージで考えると良いかもしれません。
スティーブ・ジョブズの場合
太陽とVtがコンジャンクション
与えられ、求められた役割に徹するのが太陽活動
魚座の太陽が6ハウスにあり、奉仕するというキーワードが強調されているチャート通り、
社会活動においてはやるべきことはとことんやるという姿勢で求められた役割に徹します。
自己中心的で協調性がないなど彼の人格について色々、伝えられていますが、それらは太陽とは別の天体の意味することになります。
松村潔氏の場合

松村潔先生の場合はAvが太陽に重なっています。
この太陽は海王星、冥王星とヨッドを形成しているので占いや精神世界のジャンルで活動することが意味付けられており、Avも重なり、「求められているからやる」という太陽活動になります。自らの計画でどんどん進めていくというよりは、「新しいことを話していたら周囲の反応が大きかった」というイメージです。
周囲の人のリクエストや出版社の人の提案が仕事のきっかけとなりやすいです。