ソーラーアーク講座を受講してくださっている方からの質問をシェアします。
Q.N火星-SA火星45度やN土星-SA土星90度といったアスペクトは読むのでしょうか?
(Nはネイタルの天体、SAはソーラーアーク天体の表記としています)
A.この場合、N火星-SA火星45度とピンポイントで火星だけアスペクトが形成されることはありません。
なぜならソーラーアーク天体は生まれてから1年に約1度ずつ
“すべての天体”を動かすからです。
従って45歳頃にはすべてのSA天体がN天体にセミスクエア(45度)のアスペクトを形成します。
45歳頃というのは生まれ月によって太陽の進む速度が微妙に異なるからです。
夏生まれの人の太陽の速度は冬生まれに比べて遅い。
45歳前後→セミスクエア ハードアスペクト
60歳前後→セクスタイル ソフトアスペクト
90歳前後→スクエア ハードアスペクト
これは誰もが経験することですが
→出生図の状態 その人物の環境 生まれ持ったカルマ 関わる人との相性
などによって個人差が生じます。
下記のチャートはウクライナ戦争が始まった頃のゼレンスキー大統領のネイタルとソーラーアークチャートのアスペクトです。2022年頃)
冬生まれです。
トランジットや出生図の状態や環境、その人のカルマなどによっても運気というのは差が生じるものですが45歳前後というのはソーラーアークではネイタル天体に一斉にセミスクエアのアスペクトを投げかけられる時期になりますのでハードな課題が転がり込んできやすいといえます。
ましてやゼレンスキー大統領はウクライナの大統領です。
ウクライナはヨーロッパとロシアの狭間にある国で歴史上、幾度となく困難な課題と立ち向かう場所に位置しています。
→出生図の状態 その人物の環境 生まれ持ったカルマ 関わる人との相性
これらの影響も大きく、更にソーラーアークだけ読んでもハードな課題に直面しやすいので大変な時期なんだとわかります。
関わる相手という点でプーチン氏との相性はノード軸が絡んでおり「因縁の相手か、はたまた親子かの様に縁の深い相手」です。
プーチン氏とゼレンスキー氏の二重円
そういった人物と関わる時期にこのアスペクトが形成されたので前後一年はハードな課題と向き合う配置になっていました。
60歳頃には一斉にセクスタイルの吉のアスペクトが並びます。
どのチャートもこれ以外に形成されるアスペクトを考慮する必要があります。
ゼレンスキー氏の60歳頃のソーラーアークチャートの場合は少し前にSA月=N冥王星やSA天王星=水星が形成されています。
SA海王星=N月も形成されはじめます
そして90歳頃になると皆、N天体に対してSA天体がスクエアを形成します。
長生きする方は誰もが通る道です。
ここで病が深刻になったり、ちょっぴりハードな課題がやって来るケースも多いです。
45歳頃のセミスクエア 60歳頃のセクスタイル 90歳頃のスクエア
これらの時期にどんなことが起こったのか自分自身や周りの人のチャートを読んで考察してみると理解が深まると思います。