トランジット

N火星-T土星のアスペクトで足止めをくらう

トランスサタニアンが出生図に与える影響は言わずもがなですが、土星がN天体に与える影響も侮れません
T土星とN火星のハードは計画がストップする可能性が多いので、人生のプランを立てている人はこの時期は思わぬところで足止めをくらう可能性があります

土星はルール、規律、義務、責任、骨組み、基礎、治す(直す)べき箇所があるならば
T土星とのアスペクトを形成したときにその事柄が表面化されることがあります


4ハウスにT土星が入って親の介護で実家に戻ることになった方がいます
この期間は自由に旅行に行ったり好きに動くことが難しくなります


N火星-T土星 ハードアスペクトを形成する時期は火星の勢いが弱まります

土星の抑圧により、一時的にですが行動が制限されます

N火星-T土星ハード

実例① 瀬戸大也選手

2020年、不倫報道によりANAの契約解除、広告契約終了、年内の活動休止と
土星の課題に向き合った競泳選手の瀬戸大也さん

彼の火星は牡牛座0度にあり山羊座の終わりにある天王星とスクエア

2020年はN火星にT土星がスクエアを形成する年でもありました

土星の表す規律やルールに反した行動が取り沙汰され、一時的に活動をストップする事態となりました

火星は性欲なども表しますので土星のお叱りを受けて正そうと火星と向き合った年でもあると思います

ここから自分をみつめ直し、先日、多くの中学生が見守る中でタイムトライアルに挑んだそうです

そこでの子供たちの反応が彼の予想していたものとは違い、純粋に瀬戸選手の技術に感激して大歓声を上げ、拍手で迎えてくれたそうです


そこで自分が中学生の頃に憧れの選手を見て「自分もあんな風にもっと速くなりたい」と感じたことを思い出したそうです


火星の扱い方の失敗が原因で行動にストップがかかったものの、そこから逃げずにひたむきに練習に打ち込んでいった彼は見失いかけてた大切なものを思い出すことが出来たのではないでしょうか

「ちくしょう 土星(先生)にみつからなければ続けられたのに 運が悪かったぜ」と自分の行いを見つめ直さない行動を取っていたら、いつまでも負のループにハマっていたかもしれません


T土星がやってきて正すように行いを指摘されるようなことがあればきちんと向き合うことが大切です



実例②
太陽、水星、火星が牡牛座 月、土星が蠍座
不動宮サインに太陽、月、水星、火星、土星があるAさん(男性)

2020年の暮れ、木星、土星が水瓶座に入ったタイミングで奥さんに隠していたある行動がバレてしまったそうです

Aさんは自動車会社の営業マンで奥さんや会社に内緒で自腹を切って営業を行っていたそうです
調べてみると自動車販売店のブラックルールというものが存在する会社は少なからずあるようでした
問題なのは自腹を切らないといけないという暗黙のルールがある会社の体制なのですが、そのことを口に出す人はいないようです

数年間続けていたその行動がみつかったのが牡牛座と蠍座のスクエア関係にあたる土星が水瓶座に入ったタイミングというのはこの機会に行動を改めるべきだということなのでしょう
Aさんは奥さんと話し合って自腹を切るという行為は今後しないことを誓ったそうです
土星水瓶座と太陽、月、水星、火星、土星がスクエアを形成する今の時期Aさんの行いが重要視されます






実例③小山田圭吾さん
久々にその名前を聞いたのはネットニュースでした
五輪の開会式で楽曲を担当する「コーネリアス」小山田圭吾さん
自らのいじめ問題を雑誌のインタビューで笑いながら告白していた90年代とはもう時代が違うのだと言うことを痛感したのは他ならぬ彼自身であったかもしれません

問題となっている雑誌の記事は何十年も前に発売されたものですが
これまで話題に上がらなかった方が急に話題になるというのは現在運行中の天体が関係していると考えられます


おそらく不動宮サインに天体がある方ではないだろうか
活動休止にもなりかねない状態なので
火星がT土星とハードアスペクトを形成しているのではないだろうかと予測して彼のホロスコープを作成しました


太陽水瓶座で2021年は何度かこの太陽にT土星が重なります
今回の土星逆行でまた小山田さんの太陽にT土星が重なります

水星も水瓶座で今ちょうどT土星が重なっています

2021年はN太陽、水星にT土星がコンジャンクション

この水星は蠍座の火星とスクエア

N火星とT土星のスクエアもこれから徐々に強まっていきます

火星はやる気、挑戦、意欲、行動力などを表しますが、土星による指摘を受けて
今回の件ときちんと向き合う期間として今後の活動は一時的に休止されるのではないでしょうか

彼の火星は蠍座14度
2022年のソーラーリターンチャートではT土星が水瓶座の14度
N火星-T土星スクエアで迎える太陽回帰
2022年〜2023年は火星を勢い良く発揮していく年ではなく
限定された場所で活動しながら、表面化された課題と向き合っていく年となるかもしれません



ここに挙げた3人の方は土星に叱られる行動を取っていたということが共通点です
差別的な発言、行い、不正、迷惑行為、不倫、ルール違反となるような土星に
指摘されるようなことを行わなければ大きな問題となることはありません

家族の介護であったり、自分のやるべきこと以外の課題と向き合うなどとして表れる方もいます



火星にT土星がハードアスペクトを形成する時期は何かしらが原因となって
足止めをくらう可能性がありますのでその時期の計画は慎重に行うことをおすすめします




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