2020年11月11日12時に生まれたAさんをサンプルとします
20年後の三重円 2040年のAさん
出生図・進行図(プログレス)・トランジット
プログレス
進行法をプログレス(セカンダリープログレッション)にしています
1日1年法 と言われるこの技法は自転運動と公転運動のサイクルは似ており
「1日は1年を象徴する」という考えのもと生まれた技法です
生まれてから10日後のホロスコープは自分の10歳のプログレス図ということになります
10日後なので公転周期の天体はほとんど動きません
ですのでプログレスで確認する天体は主に太陽と月です
水星・金星・火星も読むことが出来ます
プログレスは主に内面のリズムを確認していくのに優れています
私たちは常に同じモチベーションで生きていくことはなく
興味や関心の方向
好み
仕事に対する熱意
など内面のリズムは生きていく中で変化していきます
ソーラーアーク
こちらは20年後のAさんの進行図(ソーラーアーク)を外円に表示しています
ソーラーアーク法は太陽の移動量に比例して全ての天体を動かしていきます
1年に約1度動きます(生まれた季節によって微妙に異なる)
プログレスの月と違い、太陽の移動量と同じ度数を進みますので
ソーラーアークの月は出生図の乙女座の22度から天秤座の12度の場所にいます
全ての天体が同じ度数分動くので公転周期の遅い天体も読んでいきます
ここはプログレスと異なる点です
ソーラーアーク法は人生で起こる具体的な現象を読んでいくのに有効です
例えばトランプ大統領
2016年に大統領選に勝利したときのチャートは特徴的で
Ascにソーラーアークの太陽がコンジャンクション
N天体やアングルにソーラーアークのアングルや天体がアスペクトするときに
目立った出来事が起こることがあります
幼少期に病気を経験した人ですと3歳のときにN月にソーラーアークのキロンが重なったという例もあります
天王星がAscの5度前にある人で5歳のときにAscにソーラーアークの天王星が重なり両親が離婚をして引越しを経験した など
結婚・離婚・出産・病気・出世・リストラ・脱退・転勤
「自分の人生を語る上でこの出来事は外せないでしょう」というようなものを確認するときに優れた技法です
進行法と呼ばれるものはこの他にも存在しますが
実感しやすいのはプログレスとソーラーアークであり
ポピュラーな技法です
トランジット
進行図は出生図を一定の法則に当てはめて動かしていますが
トランジット図は現在運行中の惑星のチャートです
環境・関わる人・時代・世間など外からもたらされる影響
2020年は山羊座で土星・冥王星合の年でその影響を地球に住んでいる私たちは受けました
常識だと言われていたものが崩れ価値観の変化が起こっています
山羊座で木星・冥王星合により政府の権限が強くなり独裁国家は更に強気な政治を行っています
ロックダウンを導入している国や地域では政府の指示に従わないものは罰金を払わされるなど厳しいルールが定められています
皆に影響するのがトランジットですが
空の惑星が自分の出生図とハードな関係になると
自分に与えられる影響は強まります
トランジットの天体とN天体が調和的なアスペクトを形成するときは
クリエイターの作品が売れて大ヒットを飛ばしたり
メンタル面が安定したり
サポートしてくれる人が現れたりと
その人の選択した人生によって様々な表れ方をします
トランジット天体の動きは予め予測出来ますので
ここを逆算して活用することも出来ます
ぜひ参考にしてみてください