新月・上弦・満月・下弦

2024年12月1日水星逆行中の射手座新月チャートリーディング:見直しと変革で次の一歩を準備する

2024年12月1日15:21 射手座の新月「柔軟性と未来への種まきがテーマの特別な時間」

新月(種まき)は、毎月新しいエネルギーのスタート地点となる特別なタイミングです。それまでの1ヶ月が終わりを迎え、また新しい1ヶ月のサイクルが始まります。この1ヶ月、嬉しいことがあった人も、そうでなかった人も、この新月を境にリセットボタンを押すような気持ちで次のステージへ進んでいきましょう。

また、今回の新月は「射手座」に位置しており、未来への希望や目標を形にする力が高まるとされています。新月の日は、半年後の射手座満月に向けて「種を蒔く」絶好のタイミング。成長させたいことや達成したい目標を静かに心の中で決めて、第一歩を踏み出しましょう。

柔軟宮に集う6天体が示す流れ

今回の新月では、柔軟宮のサインに6天体が集まっています。柔軟宮は適応力や変化を象徴する配置で、状況に応じて考えや計画が変化しやすいことを示唆しています。この1ヶ月は、忙しなく動き回るようなエネルギーが流れ込むかもしれません。

さらに、現在は水星逆行中。この影響で、決断が覆されたり、一度進めたことが見直しを求められることもありそうです。柔軟に対応する心構えを持つことで、変化の波をポジティブに乗りこなせるでしょう。

新月のサビアンシンボル:射手座10度「金髪の幸運の女神」

射手座10度「金髪の幸運の女神」は、自分の夢や理想を華やかに語り、それを周囲に浸透させる力を象徴しています。

サビアンシンボル射手座10度:「金髪の幸運の女神」
自分の夢や理想を華やかに語りそれを周りに浸透させる力のある度数です。影響受けた人たちが刺激され、前向きに頑張ろうとします。またそのエネルギーが自分を押し上げる力にもなったりします。
▷好機
▷脚色、大げさ
▷良い機会に恵まれる
▷世間へのアピール力
▷幸運を掴むチャンスを逃さない
▷狙いを定めて良い時期に発表すること
▷過去の輝かしい体験を脚色することで力を得る
▷自分が中心になって引っ張っていくという意識の強さ(傲慢にならないように注意が必要)
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このシンボル(射手座10度:「金髪の幸運の女神」)は、周囲を前向きなエネルギーで満たし、良い影響を与える力を示しています。その結果、周囲のエネルギーが自分を押し上げる形となり、新たなチャンスや幸運を引き寄せる可能性があります。

  • 夢を語る力: 自分が中心となり、周りを引っ張る力が高まります。ただし、傲慢にならないよう注意が必要です。
  • 脚色のパワー: 過去の経験を少し華やかに語ることで、人々の心を引きつけ、希望を与える力が増します。
  • 好機を逃さない感覚: 幸運のタイミングを察知し、しっかりと掴む能力が強まるときです。

ハウスとアスペクトから見る新月の影響

今回の新月は7ハウスで起こります

7ハウスは、主に対人関係パートナーシップを象徴する場所です。この領域では、自分ひとりでは見えなかった視点や価値観を、他者を通して発見することが重要なテーマとなります。

具体的には、契約や交渉といった形式的な関係性や、日常の人間関係において、他者からの影響を受けながら自身の立ち位置を再確認する場として機能します。また、このハウスは外交や同盟関係など、国家規模での関わりにもつながる要素を持っています。対立や条約の締結といった場面でもその意味が発揮されます。

例えるなら、7ハウスは自分を映す「鏡」のような役割を果たす場所。ここで築かれる関係性は、自分がどのように他者と関わり、互いに影響を与え合うかを映し出すものです。

テーマ:
・対人関係におけるバランスの取り方
・パートナーシップの重要性
・他者を通じた自己認識
・外交や交渉といった公的な関わり

この新月をきっかけに、人との関わり方を見直したり、新しい形のパートナーシップを模索する時間となるかもしれません。

日本の新月図の特徴:牡牛座Ascと天王星の影響

東京で作成されたチャートでは、Ascが牡牛座であり、ここに天王星がコンジャンクションしています。これは、物質的な価値観や安全を見直すことが促される配置です。また、突発的な出来事を通じて意識が変化し、新たな行動のきっかけとなる可能性も示唆しています。

チャートルーラーである金星が天王星とトラインを形成している点も注目ポイント。天王星は1ハウス、私たち(国民)を示す場所にあります。

  • 牡牛座: 目に見える物質やお金に対する「確かな証明」に安心感を求める傾向があります。自分の能力を活かして収入を得たり、五感を満たすことに幸福を見出す性質です。また、物事の質感や独自のこだわりを大切にする姿勢が特徴的です。
  • 天王星牡牛座: 現代的な進化を象徴し、キャッシュレス決済やデジタル化の推進を後押しします。これにより働き方が改革され、感覚と技術を融合させた新しい価値観が広がります。

特に五感を刺激するアイディアや発明が注目を集める時期です。キャッシュレス決済やデジタル化の進展、そして働き方改革といったテーマが一層強調されます。たとえば、五感を活かしたユニークな発明品を世界へ向けて発信したり、既に開発されているアプリを多言語に対応させるといった試みが支持されやすいタイミングと言えるでしょう。

また、年末年始を海外で過ごす人も増えそうです。遠方への旅を計画する人が多い中で、水星逆行の影響を考慮することが大切です。水星逆行は12月16日まで続くため、旅行のチケットや宿の手配などは特に念入りに確認を。二重チェックを心がけることで、安心して計画を進められます。

新月に影響するアスペクト

新月-土星スクエア

今回の新月は、水星逆行の影響を受けつつ、土星とのスクエア(90度の角度)も形成しています。この配置は、私たちに「見直しの時間」を強調して伝えているようです。

土星は、修正すべき箇所を的確に指摘してくれる天体として知られています。たとえば、厳しい意見を受け取る、物事がうまく進まない、あるいは身体的な痛みなど、現実的で具体的な形でそのサインが現れることがあるでしょう。この新月では、表面化した課題を冷静に受け止め、見直しや改善に取り組むことが求められそうです。

新月-火星トライン

一方で、新月は火星と調和的なトライン(120度の角度)を形成しています。火星のエネルギーは、物事を推進しようとする力を与えます。このトラインは、情熱や活発な行動力を象徴しており、意見交換や議論が活性化する可能性を示しています。ただし、この勢いには少し「好戦的」な一面も含まれるため、感情的な衝突には注意が必要です。

新月のエネルギーのバランスをどう活かす?

土星のスクエアによる「抑制」と、火星のトラインによる「推進力」という相反するエネルギーが同時に存在するこの新月。そのため、すべてを前に進めるのではなく、適切なバランスを保ちながら行動することが大切です。

たとえば、次のような姿勢がこの時期に合っているかもしれません:

  • アイディアをたくさん出し合う: 前へ進むことに焦るのではなく、まずは様々なアイディアを共有し、可能性を広げてみましょう。
  • 見直しを前向きに捉える: 土星の指摘に対して、「改善のチャンスをもらえた」と考え、冷静に対応する姿勢が大切です。
  • 修正を柔軟に受け入れる: 射手座の柔軟性を活かし、必要な変更に対応していくことが、この新月のテーマに合っています。
射手座新月と「柔軟な対応」の重要性

火星の力強いエネルギーにより、思わぬ勢いで物事が進む場面もあるかもしれません。しかし、この時期は、勢いに任せるだけでなく、冷静に計画を見直すことも忘れないようにしましょう。射手座の持つ楽観的で柔軟な性質を意識しながら、状況に応じた適切な対応を心がけることで、新しい道を切り開いていけるでしょう。

今回の新月は、土星の指摘を「成長のための贈り物」と捉え、火星の推進力を使って一歩一歩進んでいく、そんな絶好のタイミングです。

冥王星と社会的変革

MCには水瓶座へ移動したばかりの冥王星がコンジャンクションしています。この配置は、社会構造の大きな変革の波を告げています。これまで当たり前だったルールや価値観が揺らぎ、壊され、新しい仕組みへと生まれ変わる予兆を感じさせる時期です。まるで古い建物を解体し、その場所に新しいビジョンをもとに設計された未来の街が築かれるような感覚をもたらします。

さらに、日本におけるこの射手座新月では、Ascと天王星が合(コンジャンクション)し、MCと冥王星も合を形成しています。この組み合わせは、天体が示す「目に見えないけれど確実に進む大きなエネルギーの動き」を強調しています。トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)の強力なパワーが解放され、社会の隅々にまで変化が波及する可能性を示唆しています。

特に、水瓶座の象徴である「未来志向」「革新」「普遍的な価値観」による影響は、個々人の生き方だけでなく、国家規模での構造改革にも影響を与えるでしょう。変化が連続して起こるこの時期、私たちはその動きを一つ一つ受け止め、柔軟に対応していく力を試されているのかもしれません。

この新月を最大限に活かすために

今回の射手座新月は、柔軟性と前向きな姿勢が鍵となります。土星が指摘する課題に対しては、「今このタイミングで気づけて良かった」と考えることで、困難をチャンスへと転換することができます。土星の指摘は時に厳しく感じるかもしれませんが、それは未来をより良いものにするための道標です。

また、射手座の柔軟性を活かして、さまざまな視点やアイディアを取り入れることが成功への近道となります。過去の経験を見直し、修正すべき部分をしっかりと調整することで、次の一歩がより確実なものとなるでしょう。

まとめ:未来への「種まき」の時間

今回の射手座新月は、「変化に対応しながら未来への準備を進める」というテーマを持っています。特に水星逆行中であることから、焦って新しいことを始めるのではなく、過去の見直しや整備を行うことが重要です。

射手座のエネルギーがもたらす楽観性と柔軟性を活用しながら、自分の理想や目標を改めて見直す時間を作ってみてください。この新月のエネルギーは、未来への「種まき」をする絶好のタイミングです。今の一歩が、半年後の射手座満月に向けてどのような実りをもたらすのかを楽しみにしながら、心を整えていきましょう。

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