「年齢域」の天体は自分と社会との関わり方を確認するのに役立ちます。
例えばですが、太陽と火星が6ハウスで木星と土星が2ハウスという方がいるとします。
この方は木星の年齢域に入るまでは雇われで6ハウス的な場所で働くことに向くと捉えることが出来ます。
木星の年齢域がもうすぐ・・という43歳頃から自分で収入を得ていく方にシフトする準備を開始する。
年齢域の天体の入るハウスを人生のながれと照らし合わせることが出来ます。
40代に入ると誰でもN天王星とT天王星のオポジションがやってきます。
天王星が強い独立型タイプの方はここで刺激されてこれまでやってきたことを手放したり改革を試みます。
2019年に元ZOZO社長の前澤友作さんがN天王星-T天王星オポジションのアスペクトを形成していました。
その前の年からこの人はN天王星-T天王星180度で何か驚くような改革をするのでは?とみていたら自分が作った会社を手放すという選択をされました。
西側に天体が集中していて土星だけ2ハウスにポツンとあるという方もいます。
木星の年齢域からでも大丈夫ですので、雇用されて働く生き方から自分でお金を稼いでいく努力をしていくことをしていくと土星の年齢域になったときに課題の大変さにヒーヒー言わなくて済みます。
生まれたばかりの子供たちのホロスコープも晩年のことまでわかります
Aちゃんという女の子のホロスコープを例に出すと、太陽が1ハウス、金星が2ハウスと天体が東側に集中しています。
6ハウスにも月や冥王星はありますが活動宮だらけなので自ら動くことが出来ます。
2ハウスにある金星は海王星とオポジションなのでジュエリー関係のお仕事に興味があるそうでこれが美容、ファッションなどその他の金星を表す分野に興味を持つ可能性もあります。
B君の場合は西側に太陽など天体が集中しているのですが土星だけ2ハウスにあります。
B君は3区分に偏りがあるタイプでほとんどの天体が柔軟宮サインに集中しています。
柔軟宮サインが多い
年齢域のながれはこんな感じです。
水星、太陽、金星→8ハウス 継承 受け身
火星→1ハウス
木星→11ハウス
土星→2ハウス
若い頃ほど他者や組織を頼りにその中で揉まれて変化していきますが
火星の年齢域で1ハウスがテーマになると
これまでの生き方から脱却します。
晩年は2ハウスがテーマになってきますので自分の能力を生かして収入を得て生きていくことが課題になります。
土星のハウスによっては太陽の時代のままではいけないと思わされることもあるかもしれません。
専業主婦で長年子育てに奮闘してきたある女性の実例。
牡羊座火星の年齢域に入って起業して自分のお店を立ち上げました。
火星牡羊座を持つ方でこのように年齢域が変わって自分のお店を立ち上げて、パワフルに活動するようになったという方は多いです。
牡羊座土星が10ハウスにある方の実例です。
この女性は若い頃は会社員でしたが、木星の年齢域から占星術をはじめて今では自分でスクールを立ち上げ運営しています。
スクールを立ち上げ、運営、管理しているのはまさに10ハウス牡羊座土星だなと感じます。
土星のサインが活動宮に変わるという方もこれまでの自分とはまた違った意識で社会と関わっていく方向にシフトするかもしれません。
土星牡羊座はパワフルになっていく。
ハウスの表す場所で新しいものを作っていくことが出来ます。
火星、木星の年齢域では手探りだったものが土星の年齢域に近付くにつれてカタチになっていくという場合もあります。
土星はすぐに結果が出ません。
継続することでいつか実ります。
何年も続けて努力してカタチにしていこうとすると土星の課題は克服出来るのです。
年齢域を参考にライフプランを練ってそのために今自分がすべきことを考えてみるのも良いと思います。