土星のサインは世代的・ハウスは個人的な課題・苦手意識を感じるもの。
貧困や病気、鬱などメランコリックな状態を表す天体でもあるため、若い頃ほど土星のあるハウスに関して悩みやすい傾向があります。
ハウスは天体の力が発揮される現場です。
ひとつのサインに約2.5年いるので土星のサインは世代的ですが
ハウスは一人一人異なる為より個人的なテーマになります。
サインよりハウスの方が実感しやすいと思います。
次のハウスの5度前にあるならば
前のハウスと両方みて考察してみてください。
土星の表すものが試練だ、苦手だ、と感じる現場はどこなのか?
1ハウス
若い頃は特に自分自身に対してのコンプレックスからか自己評価が低くなりやすいです。
関わる人からは謙虚で真面目な人という印象をもたれ信頼を得ます。
MYルールを作りそれを自分の中の規則として守ろうとします。
父親の影響を強く受ける人もいます。
自分では無自覚なハウスなので
周りから「真面目な人」と言われても実感はないでしょう。
臆病にならず、自分の可能性を信じて
本能のままに行動することがテーマとなります。
▷責任感強い
▷若い頃ほど憂鬱な感情に悩まされる
▷皮膚トラブルに注意
2ハウス
お金、所有することに対して慎重になります。
経済的な不安があるため
地道にコツコツと働く安定した収入のある仕事を好みます。
2ハウスは自分の才能や受け継いだ資質を活かして収入を得ることができる場所です。
若い頃はそういったことにも制限がかかっているため安定を重視した職種を選ぶと思います。
自分の才能や個性を活かした仕事をしていくことへの制限を取り除いていくことが テーマとなります。
▷お金を沢山使うこと、贅沢をすることに対して制限をかける
▷若い頃ほど節約志向
▷お金がなくなることへの不安と向き合う
3ハウス
若い頃は書くこと、話すこと、新しいことを始める、学ぶこと、人に伝えることなど
学力やコミュニケーションの面でのコンプレックスがあったかもしれません。
土星の表すものとして制限、遅らせるなどがありますが時間をかけてこれらの事が安定してきます。
時間をかけて学んできたことを発信する人に伝える、教えることがテーマとなります。
▷若い頃ほどコミュニケーションに関することで悩みやすい
▷学びに対するコンプレックスを解消し、晩年は知性を活かせる場所へ
4ハウス
ホロスコープのICとコンジャンクションしている場合は過去世からの課題を
今世の家系で成し遂げようとしているのかもしれません。
個人のルーツ、居場所、家、地元に厳格な星がいるので自分の育った場所や
おうちは厳しく守らなければならない規則があったかもしれません。
一度家を出ても晩年は実家に戻る人が多いです。
人との距離感を縮め、家庭を築くこと、繋がることを怖れない。
自分の安心出来る居場所をみつけることがテーマとなります。
▷若い頃ほど家族や家に対するコンプレックスを感じやすい
▷晩年は自宅や地元で働いたり責任ある立場につき管理する
5ハウス
5ハウスは遊び、趣味、楽しみ、恋愛、自分を表現すること、創造性を表すハウスです。
若い頃は周りと同じようにハジけることが出来なかった。
恋愛を思い切り楽しめなかった。
目立つことや自分のキャラクターを出すことへの怖れがあったかもしれません。
自分の中にある創造性を発揮する、趣味や心から楽しい!と思えることをしていくことで年を重ねるにつれ若い頃に楽しめなかったものが楽しく感じるようになるのではないでしょうか。
▷青春を存分に楽しむことへの制限、抑制
▷晩年は青春を取り戻す 自己表現・恋愛・遊びをテーマに人生を楽しむ
6ハウス
働く現場のハウスですので仕事に関して真面目で勤勉な態度となります。
強い義務感、責任感のある人ですが
自分の価値を低くみている面がありそれゆえに過労で体調を崩しやすい傾向にあります。
自分の価値を認め、適度に休むこと、ストレスを発散することを意識してください。
▷若い頃ほど働くことに対してしんどさ・忍耐・我慢など土星の否定的な感情が表面化する傾向
▷晩年は依頼されることの喜び・社会で必要とされている自分に気付き、働くことを楽しむ
7ハウス
対人関係やパートナーを表す他者と出会う現場のハウスです。
出会う人や協力者、或いはパートナーが土星の表すような人。
指導者、年長者、お局的な人、厳しい先輩など
真面目で責任感が強く、細かく口うるさいタイプの人との関わり。
その人たちへの苦手意識。
対人関係に苦手意識がありますのでじっくりと信頼関係を築いていくことがテーマとなります。
結婚に関しても真のパートナーとなる人を時間をかけて選びますので周囲と比べると晩婚傾向かもしれませんが、安定性があります。
▷若い頃ほど結婚に希望が持てなかったor願望があまりなかった
▷責任者・管理者となる人のサポートを受け、社会的な地位が向上することも
8ハウス
遺産、継承、など血縁関係者、特定の組織など
限定された場所で繋がる人から受け取るハウスです。
そこに土星の表す制限がありますので
財産を受け取る、継承する、引き継ぐといったことに対しての怖れがあります。
性的なことに関しての抵抗感がある場合があります。
他者と深い絆を築いていくこともテーマとなります。
一度心許した相手には継続して信頼関係を
築いていくことが出来ます
8ハウスは死と再生を意味しますので
このハウスに「遅らせる」土星が入ると長生きする傾向にあります。
▷若い頃ほど人と深い関係でつながることへの恐怖
▷家系から継承するもの、受け継いでいくべき何かがあるかもしれない
9ハウス
理想を高く掲げて向上することを目指すハウスです。
ここに苦手意識、制限があるので
冒険することを好まず保守的、安定志向になりやすいです。
海外、外国語への苦手意識
学力に関するコンプレックスなど9ハウスを表すものに制限をかけています。
学びもゆっくりと時間をかけて習得していくので年を重ねてから人に教える立場になる人もいます。
▷歳を重ねるほどに学ぶ意欲が湧いてくる
▷異国の地へ旅する楽しさに目覚めることも
10ハウス
「あなたは何をしている人ですか?」
と自分の社会においての肩書きを表すハウスです。
社会的な成功は地道に努力をした後に堅実に成果を手にしていきます。
年を重ねるにつれ責任のある役職や立場となる人が多いです。
経験を積み重ね、キャリアを築いていくことがテーマとなります。
▷歳を重ねるほどに「管理する」立場へと変化していく
▷若い頃ほど地位・名誉・肩書きへのコンプレックス
11ハウス
交友関係は狭く深い付き合いになります。
友達は多い方ではないかもしれませんが
古くからの友人や年上の友人と安定した付き合いが続きます。
開放的に新しいコミュニティに入っていくことへの怖れがあります。
未来、希望を表すハウスですので自分の未来に自分で制限をかけ安定した未来志向を好みます。
土星の年齢域の頃は仕事以外のグループ活動に力を入れるかもしれません。
▷若い頃ほどグループ、仲間、友人関係に対するコンプレックスや悩み
▷晩年は趣味のサークルに参加したり、共通のテーマでつながる仲間を大切にする
12ハウス
潜在意識下にある不安が無意識に憂鬱な感情を引き出してしまう傾向にあります。
この無意識に感じる不安に対する思い込みが強く目にみえない世界に癒しを求めることもあります。
慢性的に感じてしまう憂鬱さを癒し、浄化することがテーマとなります。
年を重ねるにつれスピリチュアル、占い、宗教活動に興味が向き活動をする人もいます。
▷若い頃は怪しさを感じていた占いやスピリチュアルを土星の年齢域で活動のテーマとする
▷メディアやインターネットを使って活動する
土星の年齢域 56歳〜70歳頃に落ち着く場所はどこなのかと考えたときに
土星のあるハウスを参考にしてみることが出来ます