三重円

プログレスの月が11ハウス:トランジットの土星が6ハウスの人の外からはわからない葛藤

プログレスの月が11ハウスのAさんは
山羊座に太陽・木星・海王星があり6ハウスにあります
太陽のサビアンシンボルも「しあわせそうに歌う家の中の鳥」で
組織向きであるチャートです

ご本人も会社員であることに満足しておりひとつの会社に安定して勤めています

そう・・P月が11ハウスに入るまでは会社員一筋の人生でした

会社員である人が組織のために全力を尽くせるのは10ハウスがピークです
ここで目標達成を目指し組織のために意欲的に働きます

11ハウスからはそういった戦いからは降りようとする意識が強まります

それは自分の生きる気力がなくなっているのではなく意識の向かう方向が変わっただけです

「会社に行きたくない」という気持ちが強まっていたAさんはP月が11ハウスにあるときに副業を始めます

”仕事をしたくないわけではないけれど今までのように本業に全力を注ぐことは出来ない”

Aさんの内面はP月が10ハウスにある頃とは違う 確かに変わっていました

それでも仕事場ではいつも通り振舞うAさん

与えられた仕事もきちんとこなしています

会社に行きたくない気持ちは強まっていますが休むことなく働きます

同僚はP月が11ハウスに入ったAさんの内面の揺らぎを察することはありません

ハタから見ると今までと同じなので変化がないように見えるからです

プログレス表す内面のリズムの変化は本人にインタビューしたり本音を話してもらうことでこちらも流れを実感することが出来ます

自分以外の人のP月を読もうと思ったら本人にインタビューしてみてください

P月が11ハウスに入って副業を始めたAさん

これがすごく楽しかったらしいのです

本業とは違う場所で年功序列もない世界で繋がれる仲間たち

これが11ハウスの表す世界です

11ハウスの表す世界では性別も年齢も肩書きも国籍も関係ない

みんな同じ立ち位置で仲間としてつながっている

ボランティアや趣味サークルなどもそうです

一人一人の生活に干渉することもない

この関係が心地良いと感じるのが11ハウスに意識が向かっているときです

そんなAさんに変化が表れたのはT土星が山羊座に入ってからです

6ハウスが山羊座のAさんはここから本業の仕事が忙しくなります

気付いたら副業をする時間がないほどに忙しく働いていました

トランジットを確認するとAさんの太陽にT土星が重なっていました


Aさんとしては本業はそこそこにして
アフター5(11ハウス)を充実させたい!という気持ちが強かったらしいのですがT土星の表す「責任・やるべき業務・課題」を避けることは出来なかったようです

このようにP月の表す事柄と実際の自分の活動が噛み合わない例もあります



三重円を読むことで客観的に捉えることが出来ますので上手く活用していきたいですね

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